斬新ダンシング
藤鈴呼


ペラペラと捲る領収書
最後のペイジで立ち止まる
余白に非ず
白い紙が もう 残ってはいないのだ

束が揺れる
ボールペンの先
華麗な花びらでも 付属されていたなら
暇つぶしに 視線を泳がせることも
なかっただろうに

言い合いが筒抜けの町
従量制だから イケナイ
鞄だって そうだろう
マチが少なきゃ 物は 入らないんだ

多かれ少なかれ
片手が塞がってしまうならば
大きい方が良い
小さなお前の心ごと詰め込んで
いっそ 踊れ


ざんしん だんしんぐ
ザンシン ダンシング
ZANSHIN DANSING
きっと たのしいぜ

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自由詩 斬新ダンシング Copyright 藤鈴呼 2017-07-21 09:39:02
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