赤いぽすと
服部 剛
郵便ぽすとが
陽だまりに
一本足で、立っている
今まで、どれほど人の思いを受け入れたろう
これから、どれほどの言葉を届けるだろう
今日も手紙を持つ人がすうっと闇に手を入れる
郵便ぽすとの
一本足には
犬に小便かけられた、跡があり
路面に影を落としながらも
ゆるぎなく、立っている
自由詩
赤いぽすと
Copyright
服部 剛
2017-06-18 23:56:05
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