夜のブランコ
服部 剛

弱いのに
強いふりして、生きるから
しんみり…歩く
夜の散歩道

誰もいない公園で
のっぽの電灯に照らされて
ブランコに揺られる
独りの影

大人になった心の中にいる
小さな子供の、僕が言う

時には限りなく優しいものに
包まれたい、と  






自由詩 夜のブランコ Copyright 服部 剛 2017-06-01 23:55:32
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