炎
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急に強い風が吹いて体がよろけた
そんな単純な事で自信を無くしたり
急に強い雨が降って体が濡れた
そんな些細な事で悲しくなったり
どこまでも弱くなれそうな自分を
偽るために力を込めて言おう
時には暗闇を照らす明かりに
時には冷たい氷を溶かす熱に
強さと優しさを持ち合わせた
炎のような人間になりたい
太陽の光が分け隔てなく地上に降り注ぐように
人と接することが出来たら素晴らしいだろうけど
尤もらしい理由を付けて関わらないようにしたり
燻った気持ちのままで過ごしてばかりの毎日だ
どこまでも無関心を装える自分を
戒めるために心を込めて言おう
時には暗闇を照らす明かりに
時には冷たい氷を溶かす熱に
強さと優しさを持ち合わせた
炎のような人間になりたい
大きすぎる力を持てば
時に人を傷付けてしまうから
有り余るほど愛を注げば
時に人を駄目にしてしまうから
ほんの少しの力でいい
ほんの少しの優しさでいい
誰かの役に立てるような
炎のような人間になりたい
炎のように熱く燃えていたい
自由詩
炎
Copyright
1486 106
2017-04-25 22:52:29