1486 106

急に強い風が吹いて体がよろけた
そんな単純な事で自信を無くしたり

急に強い雨が降って体が濡れた
そんな些細な事で悲しくなったり

どこまでも弱くなれそうな自分を
偽るために力を込めて言おう

時には暗闇を照らす明かりに
時には冷たい氷を溶かす熱に
強さと優しさを持ち合わせた
炎のような人間になりたい


太陽の光が分け隔てなく地上に降り注ぐように
人と接することが出来たら素晴らしいだろうけど

尤もらしい理由を付けて関わらないようにしたり
燻った気持ちのままで過ごしてばかりの毎日だ

どこまでも無関心を装える自分を
戒めるために心を込めて言おう

時には暗闇を照らす明かりに
時には冷たい氷を溶かす熱に
強さと優しさを持ち合わせた
炎のような人間になりたい


大きすぎる力を持てば
時に人を傷付けてしまうから
有り余るほど愛を注げば
時に人を駄目にしてしまうから

ほんの少しの力でいい
ほんの少しの優しさでいい
誰かの役に立てるような
炎のような人間になりたい

炎のように熱く燃えていたい


自由詩Copyright 1486 106 2017-04-25 22:52:29
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