空のどこからか
吉岡ペペロ

腹が鳴っていた

空のどこからか聞こえる飛行機のようだ

曇天に鳴る雷のようにも聞こえた


きょう一日悲しかった

手におえないことばかりだった

だれにも世界にも相手にされず

半分いじょう諦めながらも

それでも何とかしようとするのは


腹が鳴っていた

空のどこからか聞こえる飛行機のようだ

曇天に鳴る雷のようにも聞こえた






自由詩 空のどこからか Copyright 吉岡ペペロ 2017-04-23 21:04:10
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