乱太郎


光りが僕の身体を切り取り地面に張り付ける
重力に引っ張られ立ち上がることはない
そこにいなさいと蟻が行進する

夕日が沈み影が消えてしまって
もうそこには僕はいない
缶蹴りの音だけは
懐かしそうに僕の影といつまでも



自由詩Copyright 乱太郎 2017-04-23 13:44:00
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