「春」九句
もっぷ
透明な風羽ばたける春の海
吾もまた雑草として春時雨
雲の上でも降っており冬帰る
砂光る一人二月の島に立つ
ふらここや東海汽船イルカ来る
ふるさとに晴海埠頭や桜貝
蒼き部屋闘い知らぬ初音聴く
三月の宇宙の月を見て泣きぬ
春霖や爪を抜かれし猫が吾
俳句
「春」九句
Copyright
もっぷ
2017-04-06 00:09:42
縦
この文書は以下の文書グループに登録されています。
十七文字の風景『パピエ・コレ』