頭痛
黙考する『叫』


冴えない気分はよりスローに
お気に入りのお店にも入れなくてね
使いもしないコンタクトレンズの割引券を
丸めてポケットの奥に そのままで


この時期の空模様はあまり好きじゃなくてね
頭がいつもより重く感じるよ
目と鼻にこびり付いた見えない何かは
単に睡眠不足が原因ではないと思うんだ


眠たげな空の下
見えない涙を流してる
蛇口から欲望が溢れてて
不透明な悲しみを握り潰した


陽も見えない空の下
消えない怒りを宿してる
「怒り」だなんて言ったけどそんな一丁前な事でもなく
ただただ釈然としないモヤモヤに包まれてるだけよ



水、ぶっかけましょうか

それとも、横になりますか


とりあえず、頭にアコーディオン詰めたい


自由詩 頭痛 Copyright 黙考する『叫』 2017-03-22 23:46:34
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黙考する『詩』 Part.2