パステルカラーのパラソルを広げて
水菜

柔らかな海に溺れたとき
人は、なにを見るのかしら
感じるのかしら
大きな事象のなかの小さな事実に
私は、気をとられてきたけれど
きっとそれだけではだめだったの

あなたを理解したい、私を理解したい、

その言葉の先にある深みしか見えていなかった

理解するために必要だったのは、きっと、現実のなかの距離のはかり方

パステルカラーのカラフルなパラソルを広げて
あなたを理解したい

あなたとの距離をはかるわ

それが、大事なことだと気付いたから



自由詩 パステルカラーのパラソルを広げて Copyright 水菜 2017-03-22 04:40:23
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