はいどうぞ
藤鈴呼


後ろ手に隠す 大切な宝物が
何時だって 輝いているとは 限らないけれど

ともすれば 前方からの攻撃に備えて 
隠し持っているのかも 知れないし

もしかすると 
大きな 塗り壁みたいな 固い存在が
背中側にあって

自らの 身との間に 挟み込むことによって
護っているのかも 知れませんね。

取り出して見せたいと思う相手に 出会えるかどうか
取り出した瞬間に 魅せられる 存在なのか どうか

取り出して 店に並べた瞬間にはかき
他の誰かに奪われて 売り切れて しまうのか

その 宝物の正体を 考えてしまう夜

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自由詩 はいどうぞ Copyright 藤鈴呼 2017-03-18 09:44:17
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