世界
鷲田

世界を見る視点がビジョンの定義をする
自己の赴くまま
感覚のままに生きることは快楽を伴うが
世界観の熟成には至らない

僕ら世界を見て
自分を見て
運動をしていく生物
それを人生の生き甲斐と名付けよう

世界は無数にある
一つの地球に数多ある物語
どの物語の主人公になるかを選択するのは
まさに運命の定める印

その選択をしたら迷うことは何もない
ただ我武者羅に、ただ我武者羅に
疾走するだけだ
自分だけのスタイルで
自分だけの走り方で

明日は最後の日だ
方向性を失い、迷子になり
ただ、惰性のままに、絶望のままに、不安のままに
生きるのはもうよそう

今日を最善の日にし
春の陽気が射すまで
長距離走者の道程は続く

私の世界はここにある
君の世界も確かにここにある


自由詩 世界 Copyright 鷲田 2017-02-22 23:47:16
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