My Favorite Things
やまうちあつし
朝は金色に
雲の裏側を照らした
ハンドルをきりながら
シャッターチャンスを
永遠に逃す
わからずやとしてのわたしは
とうとう理解しないであろう
この世のあらゆることがらを
だからなく
だらしなく
はてしなく
たあいない
ひさかたの
空
信じられない
気持ちがする
いつでも
いくらでも
眺めていてもいいなんて
なにもかもわたしのもの
ではない
雲雀
木漏れ日
誰かの微笑み
わたしの
お気に入り
信じられそうな
気持ちがする
空を見上げるためだけに
生きていたっていいことを
自由詩
My Favorite Things
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やまうちあつし
2017-02-22 18:05:28縦