二月二日
青色銀河団

だってまだ夜明けなんか知らないし。十四歳は虹をあつめて。


はだかでも一本くらいもってるの。女の子だけのキレキレナイフ。


アパートで寄せ鍋つつく樂園を追放された天使のわれら。


ひとつずつあかいはなびらむしります。ずっとかあさんがかえってこない。


あじさいの青のいろよりつめたくもかなしいビンのなかの妹。




短歌 二月二日 Copyright 青色銀河団 2017-02-02 22:14:01縦
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