水宮うみ

2+2=2×2=2^2=4みたいな式のように、僕らは唯一無二のものとしてここにある。

当たり前のような顔をして、数字や定理みたいに歴然と世界に存在している。
数は作られたものでなく、元々世界にあった。四季や動物たちのように。
君が元々世界にいたように。
君は作られたんじゃなく見つけられたんだ。世界に。
世界を見つけたと同時に君は生まれた。

僕は1だけど、君といると2になれる。
2は、孤独じゃない素数だ。もしくは、1番最初の孤独だ。
どちらか2つから、好きな方を選ぶ。


自由詩Copyright 水宮うみ 2017-02-02 00:00:54
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