ナイキのスニーカーで
番田 


私たちはいつも二人で 友人と
いつもの街を 久しぶりに 二人で 歩いていた
何の変哲もない その いつもの 通り
誰のこともその言葉の中で忘れさせられて


どこへ この先行くのだろうかと私は考えていた
彼も時々眠るときに思うことがあるだろう


どうするのかということを考えながら
そして 何を そこで口にしたのだろう


街は そして 移り変わっていく
でもそこにいる私たちの思いは変わらなかった


そこにある いつも 私たちはゴミを 
日々掃除しているだけであるかのような毎日


何かを彼が求めるのなら
その瞬間 同時に 何かを失っていく
そんなことにも気づかずに行くのだろう 今年も 人は
どこに行く 私もそこへ行くのだろうか


自由詩 ナイキのスニーカーで Copyright 番田  2017-01-22 18:37:48
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