酒の効用
服部 剛

昼からわいんを飲み
赤ら顔でぐらすを手に
体を揺らし、厨房へ  

細長い空間の
小窓から
――正午の日は射して

何処からか、聴こえる
白髭のかみさまの
高らかな

笑い声  






自由詩 酒の効用 Copyright 服部 剛 2017-01-19 19:57:08縦
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