夜に灯っている
あっくん


夜のいない街にいて、なかなか眠れない。
この街の中心に、夜を壊すわたしがいて、
夜を壊す音が鳴りつづけ、静寂が訪れない。
街は、一日中真っ白で、誰もいないなにもいない部屋だ。
ある日、わたしが疲れ果て、白が消え、
はじめて夜のいる真っ暗な街で眼を閉じると、夢がみえた。
夢が、こどものように、母親のように、ずっとそばにいたことを、
夜がいないときも心の中であかく灯っていたことを、夜に触れて思い出す。


自由詩 夜に灯っている Copyright あっくん 2017-01-11 19:24:15
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