十月二十七日(木) 午前
服部 剛

幼稚園の頃の先生の御主人の告別式で
献花の百合をそっと置き、一礼した後
頭を上げる――(剛君、ありがとう)
眼鏡越しに充血した瞳は、無音で叫ぶ  






自由詩 十月二十七日(木) 午前 Copyright 服部 剛 2016-12-08 11:43:03縦
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