優しさから優しさへ
印あかり

小指の先から優しくなっていくのかも

浩然とした冬に
無邪気に傷つけられても
まあいいか。と笑っている


髪の毛のすみずみまで
風にさらわれる少々にまで愛おしげに
流れていく

流れでる源はあたしで
流れつく先にあたしがあります。

嘘、
本当は小春日に溶けた
厳しい父母のこころが
染みだして源になっているの


自由詩 優しさから優しさへ Copyright 印あかり 2016-12-06 19:06:16
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