自分の言葉
水宮うみ

「自分の言葉が残ってしまう」と嘆く少年少女の喜怒哀楽は言葉にできないくらい重く、
その重みは言葉が届かないところで明日を待っている。

その重みにとっての明日が、好きな小説家の新刊の発売日や好きなバンドのCDの発売日や好きなボカロpの新曲が投稿される日や現代詩フォーラムの詩人の次の作品が投稿される日や2020年かもしれないし、
少年少女は十分重みを持っていて、そこに更に重たさをつけ加える者が周りに居なければいいなって思う。身近に重みを共感してくれる友達や親がいればいいなと思う。
あなたが「明日を待っている」っていうことがみんな嬉しくて、明日だって喜んでいる。


自由詩 自分の言葉 Copyright 水宮うみ 2016-10-20 11:18:52
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