10月8日と
藤沢



夏が終わるのは 予感や第六感なんて大それたものじゃなくて ただカレンダーを見て感じでいた。

そして空を見て知っていた。


行けたら行く
って言ってた君は来ない。


何度も何度も
グラスの中のクリームソーダを掻き回して
たまに口をつけて
ただひたすら 待っていた。




衝動買いでまたやっちゃった。
あーやだ 自慰行為よりも切ない。

後悔と虚無は
本日のオススメ ミルフィーユ よりも
重なり甘く 重く かったるくて
きっと きっと 上手くいかない。

捨てたい捨てたい
バーゲンセール のように
不条理に手を出したあれもこれも。
とりあえず興味ないならミュートして
口パクで広がる夢
愛してるって言われたって勘違いしたい。


日々に点数をつけて
ゆっくりと消費し続ける生活は
きっと長くは続かないのだろう。



自由詩 10月8日と Copyright 藤沢 2016-10-08 22:33:54
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