九月二十七日(火)夜
服部 剛

喪服の参列者の前に立ち、老師は語る
酸素吸入器をする妻の最期の伝言
(あ・り・が・と・う) 帰る前に僕は
老師の手を握り、子等の頬に涙は光る  






自由詩 九月二十七日(火)夜 Copyright 服部 剛 2016-10-04 22:45:23縦
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