未だ不思議 未だ存在感
komasen333


特別って何だろうね
一度、聞いておけばよかった


そしたら
理詰めには
到底思いつけもしないものを
こぼしてくれただろうね  きっと


時々
今でも
浮かべては問いかけるよ
どう答えるかなって


すると案外
思いもしない
響きが
意外性が
生まれてくるんだ  


こうして
時々でも繰り返していると
自分にとって
とてつもなく大きかったんだって気づく
あの頃には到底想いもしなかったけど


友情とも恋ともはっきりと違う
互いにそれだけはわかっている
そんな距離感は今思えば奇跡的だった


不思議と
「会いたい」にまで
傾きはしないのがまた可笑しい


でも
どこかでもう一度
会うんだろうなとは何となく予感している


そして
あのときのままみたいに
話せるんだろうな とも想っている


不思議だね
一番仲のよかった奴よりも
一番好きだったあの子よりも
くっきりとしている  
君って存在感が 自分の中で


ありがとう
届くことなんてないけど
どこかでなんとなく感じてくれている気もする


ありがとう
会ったとしても
はっきりと伝えることなんてないだろうけど


自由詩 未だ不思議 未だ存在感 Copyright komasen333 2016-04-23 17:30:09
notebook Home 戻る  過去 未来