青い火
服部 剛
天にはひとつの
(視えない手)があり
私は、全ての恐れ・震え・野心を
不思議な手の上に、置く。
この胸に乱れた炎は
いつしか――闇に溶け去り
静かな青い火となる。
そうして私は、目を開く。
目の前にある
ひとつの
些事
(
さじ
)
を、成すように。
自由詩
青い火
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服部 剛
2016-04-11 20:23:49縦