やばしいひと
藤鈴呼



切り落とされた枝の隙間に 寂しさを埋め込んでは走る
電動システムは 搭載していないから 全てが手作業

マニュファクチュアの その先に 君は見たかい?
灯火の果てに 星になった葉の 溜息を 

効きすぎた薬が 土の中で 風化の準備を始めたら
一粒 一粒の形態になど 構っては いられない

液体にでもなって進め 気化した空気もろとも 吸い込め

車を見れば 己の生活を 垣間見れるだろう
スッキリ キッチリ ハンドルを握るよりも 大切なこと
クッキリ ハッキリ 告げるよりも 意味の有る台詞を

何時までも 探し続けている

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自由詩 やばしいひと Copyright 藤鈴呼 2015-11-13 20:15:58
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