初空のゆめ(ゴル投稿)
百均

そうだ、筋肉という名前だった!
思い出したぞ!


あれは貧弱な力こぶを指で無理やり力こぶに仕立て上げた様な山の奥で人知れず粗末な生活を送っている街の名前であり私はその街を求めて九州街道をひとっ飛び暗いアルプス山脈の子ヤギに跨りみたらし団子を片手に謎の美少女を引き連れてついでに珍奇な格好をした劇団を引き連れながらおいそれと靴に装着したカナビラが外れ南の島の魚達が大移動を始めたという生態系が狂いだした日本海の瀬戸大橋に跨り次いでに団子を咥え中身はあんこでありなんとこし餡ではなかった腹いせにコーンスープを飲み干してやったが自分がトウモロコシを口にした途端全身を下から上までなぞるような吐き気を催す人間であったことを思い出し慌ててこし餡の詰まったたい焼きで大海原を駆け巡るワタシは勇者でありエクスカリバーを配給されトスされたファイヤーボールは文字通り熱くキャッチャーミットが萌えあがる程であり萌え萌えでありアリは蟻でありアルプスはハイジでありクララでありハイドでありジキルは巧みな筆さばきをもって和を和紙の上で巧みな表現を持ってこれが表現だと全国民の皆さん私が正義ですと年末にも関わらず全国各地では世界中の悲惨な状況を呪いに呪ったデモ行進が篝火と共に集れ燃焼し後には紙くずが残るがそれはやがていつの日か私のティッシュとなり私は鼻水をかんだいなくるくると放物線を描きながら外は満月絶好のお花見であった中々正月がこない茄子がこないどうなっているのだしかし投げたボールは私に返ってくることはなく反比例のグラフのように地上から天井へと天井に引っ付いた紙虫はかみむしといい名のとおり列記とした神様の系譜に連なる紙ゴミの召使であった小間使いでもよい上腕二頭筋という筋肉とふくらはぎというおはぎみたいな筋肉ばかりが有名になってしまったこの界隈では腹筋協会の会員数は会長を含めて三人しかいないという酷い有様でありワシントンに置かれた世界腹筋参画機関通称金閣寺では日夜を通していかにして腹筋という文化が上腕二頭筋に劣らぬものになるのかという不毛にして孤高ぞんざいにして抹茶プリンより屍といった頭髪ばかり抜け落ちてゆくあれは散々たるものであった

エビフライという魚のようなエビが近年太平洋のど真ん中の海底で発見されたという知らせを聞き我々はすぐさまトレーラを引き抜き次いでに大根を引き抜きどれもこれも収穫仕立ての旬な野菜はキュンキュンしちゃいますわおいそこのメガネさっさとここに味噌と醤油もってこいやといわれたのでカチンときた私は腹いせに柚胡椒を持っていったのだがこれが大受だったメガネという相性はそもそものび太から始まったという説があるがそれは兎も角としてカクカクシカジカ私はどちらかというと誰とも知られぬ馬の骨でありまだメガネという謎の属性を持つ私の立ち位置はクラスの中でもやはり微妙であった私はメガネをつけているせいか勉強ができる奴のように思われているが実はそうではない純粋にゲームをしすぎたパソコンをいじりすぎたいじると言ってもプログラムを打ち込んでミニゲームを作っただとかレヴィストロースの考えをゲームに生かして大ヒットゲーム作ったわけじゃァないんだ!ただ適当に生きていたらこうなっていたというメガネちゃんなのだ

鈍色の精彩を放つ時は満ちた今宵こそは満月の下で一緒にファミコンがしたいものだオヤジ達が使っていた数十年前のファミコンはもう大分前に動かなくなってしまったからやはり新しいのが買いたくなってしまうのだがそれはともあれ今日はなんと一月の三日である友人からは毎年の事であるがお前の願いはなんだと聞かれ私はゲームをすることだと言い張ると私は鼻で笑われた初詣のお祈りで願うことは自分が渇望しているシリーズ物の続編がクオリティーを落とさずに無事発売されることというなんとも腑抜けな願いであることは自分でもわかっているがしかどうしてもそう思ってしまうのだったそもそも一年に一度しかこない信者の願いを紙が叶えてくれる訳がないではないか。パンパンをと冬空に晴れ渡る螺旋のような拍手が途端急に我を忘れたかのような雑踏の中に私を招き入れ私は筋肉という街の立札がついた街にあれよあれよという間に迷い込んでいた

気が付くと私の筋肉が酷く膨張しており昨日買ったばかりのダウンジャケットの装甲を内か破り捨てる程の盛り上がりと歓声であり私は一瞬して凍えた。ここはどこだ、私はどうなってしまったんだ!

そうだ、筋肉という名前だった!思い出したぞ!
私は我を我でみづからおのづから忘れ忘我の境地で斑紋とした斑道を螺旋のように高速で這いずり回っていったあれは貧弱な力こぶを指で無理やり力こぶに仕立て上げた様な山に囲まれた上腕二頭筋であり山奥で人知れず筋肉を巧みなまでに育てあげた化学物質というプロテインで食生活を開梱する街という隠れ家であり秘密基地でありどちらかというと秘密結社であり私はその街を離れて奥羽山脈をひとっ飛び灼熱と涼しさが混濁するこじんまりとした日本の砂漠を空を飛ぶ秘伝技で駆け抜け高尾山の山頂に跨り山を甘くみるなと喝をカップルに飛ばす謎のおじさんを仲間に咥えきなこをふりかけ匠な洗脳を愚図な愚民共(仮)に振りかけるという謎の設定を背負いし美少女に借金を背負われ一本釣りに出かけた校長先生が一日の間に完成させたという一度聞いたら最後二度と起き上がることのできぬ失神必死のサイコホラーなのかテクノポップなのか下手糞なラップなのか全く何が何だかわからないジャンルというものを根本から否定する校歌を絶唱する歌姫の滅びの歌を聞いた鳥達がざわめき北日本が日本海と太平洋の輪を掘り下げたという珍奇な伝説と実力と畏怖を兼ね備えた謎の珍奇にして好奇奇怪にして奇々怪々残虐にして非道悪さの限りを無意識で行う邪智暴虐なエンターテイナーという面の皮をこれまた綺麗に丁寧に被った劇団を資金源としたが靴に装着したカナビラが外れ網走街道天城越え日本橋から落下し滑空し首の骨を折った魚達が大移動を始めたという生態系が狂いだした死海と死神の鎌に跨り次いでに団子を咥え中身はこし餡であり美味であったので腹いせにコーンスープを飲み干してやったが自分がトウモロコシを口にした途端全身を下から上までなぞるような吐き気を催す人間であったことを思い出し慌ててこし餡の詰まったたい焼きで大海原を駆け巡るワタシは勇者ではなく、日本は晴れ、私の妄想は夢であり、妄想であり、叶うことはなかった。

人は同じ夢を見れないという。
いつも同じ夢を見る人間は実はいつも同じ夢を見ているのではなく少しだけ異なる夢をみるのだという。
という話を今でっちあげてみたのだが、どうだろうか。

エクスカリバーを配給されトスされたファイヤーボールは文字通り熱くキャッチャーミットが萌えあがる程であり萌え萌えでありアリは蟻でありアルプスはハイジでありクララでありハイドでありジキルは巧みな筆さばきをもって和を和紙の上で巧みな表現を持ってこれが表現だと全国民の皆さん私が正義ですと年末にも関わらず全国各地では世界中の悲惨な状況を呪いに呪ったデモ行進が篝火と共に集れ燃焼し後には紙くずが残るがそれはやがていつの日か私のティッシュとなり私は鼻水をかんだいなくるくると放物線を描きながら外は満月絶好のお花見であった中々正月がこない茄子がこないどうなっているしかし投げたボールは私に返ってくることはなく反比例のグラフのように地上から天井へと天井に引っ付いた紙虫はかみむしといい名のとおり列記とした神様の系譜に連なる紙ゴミの召使であった小間使いでもよい上腕二頭筋という筋肉とふくらはぎというおはぎみたいな筋肉ばかりが有名になってしまったこの界隈では腹筋協会の会員数は会長を含めて三人しかいないという酷い有様でありワシントンに置かれた世界腹筋参画機関通称金閣寺では日夜を通していかにして腹筋という文化が上腕二頭筋に劣らぬものになるのかという不毛にして孤高ぞんざいにして抹茶プリンより屍といった頭髪ばかり抜け落ちてゆくあれは頭のてっぺんだけが光輝くドーナツであった。非常に美しい




即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5000665#10953182)


自由詩 初空のゆめ(ゴル投稿) Copyright 百均 2015-10-11 22:09:31
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