Why human repeat war again?
竜野欠伸

月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する

どうしてか
人類の歴史には
戦争によって
誰しもの血液を
いとも簡単に流し続けている
とても悲しくて涙が流れだすように
どうしても収穫をえるために
汗が流れだすみたいにして
とめどなく
誰しもの血液が
流れようとしても
それらが狂気だとは
気付かずにいて
無数の血液の流れが
次第に集まっては
漆黒の大河となるのに

祈りのためにある聖域でさえ
残酷な戦争を
繰り返しながら
戦争の狂気によって
息絶えた命の死はすべて
誰しもの哀しみの大地に
帰るしかなくて
もはや戻ることは
できないはずなのに
戦争によって
取り残されてしまった犠牲とは
不自由であるのにも拘わらず
とても鮮明な記憶にさえなっていく

戦争によって
命だけが運命により
犠牲にならなかったとしても
同じ空気から呼吸を
共にしていたはずの
本当は兄弟であってもよいはずの
偶然に敵対していただけの
人間の返り血を
浴びるようにして
誰しもの宇宙に浮かぶ
とてつもない孤独により
過去を捨てることによっても
もはや無垢な一瞬とは
永遠には訪れはしない
誰もいない大地などを
夢見てもかなわないだろうに

生きることは
ただそれだけでは
本来は自らと他人を
傷つける理由はないのに

すでに戦争の歴史を
繰り返す本当の理由は探しても
地球にある
世界遺産の何処にも
見つからないだろう
あらゆる武器とは
誰しもの権力を
行使するための
鋭利な道具にしかすぎない
人類の好奇心とは猟奇的であって
自らだけでは
必ず訪れる
命の果てが何処なのか
その一瞬がくるまで
何もわからない
そう思い込みながら
強引に力づくで命の果てを
知ろうとすることが
人類の狂気の本性だろうに


自由詩 Why human repeat war again? Copyright 竜野欠伸 2015-09-30 01:10:47
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