巡り 廻る 螺旋観覧車
komasen333


いなくちゃならないんだ
いないと駄目なんだ      
言えるはずのない想いが
駆け抜け始める闇夜栄え季節


どうしてだろう
こんなにも切なくて苦しくて   
同じくらい嬉しくなってやさしくなって


どうしてだろう
こんなにも楽しくて高鳴って   
同じくらいもどかしくなって儚くなって


側にいてほしい    
心の底から溢れてくる
側にいさせてほしい   
心の底から溢れ出す


叶うのならいつまでもどこまでも  
叶うのなら途切れる日まで
叶うのならいつまでもどこまでも  
叶うのなら途切れる瞬間まで


巡り始めた螺旋観覧車
歪なスピードで光を散らしながら 
溶けるように昇るように
クルクル  廻り廻ってはグルグル

  
巡り始めた螺旋心象図
歪なスピードに巻き込まれつつ 
極彩色の渦を描くように広げるように
クルクル  廻り廻ってはグルグル


いつまでもいつまでも
このままじゃ駄目だって
思えば思うほどに


どこまでもどこまでも
このままじゃいられないって
思えば思うほどに


このままでも悪くはないかな  
が、過ぎり始めてしまう矛盾季節
このままでも悪くはないかな  
さえ、照らし始める矛盾光彩


どうしても側にいてほしい     
心のすべてから聴こえる
どうしても側にいさせてほしい   
心のすべてから零れだす


叶うのならいつの日もどんなときも  
叶うのなら醜いときまで
叶うのならいつの日もどんなときも  
叶うのなら見せたくないときまで
叶うのならいつの日もどんなときも  
叶うのなら可愛くないときまで
叶うのならいつの日もどんなときも  
叶うのなら枯れきるときまで


巡り始めた螺旋観覧車
歪なスピードで光を散らしながら
溶けるように昇るように
クルクル  廻り廻っては廻る      
二人をビーカーで揺らすように

  
巡り始めた螺旋心象図
歪なスピードに巻き込まれつつ
極彩色の渦を描くように広げるように
クルクル  廻り廻っては廻る   
二人の化学反応楽しむように


巡り始めた螺旋観覧車
不規則なスピードで闇に咲きながら
舞い上がるように落ちるように
クルクル  廻り廻っては廻る    
二人を巨大水槽に放つように
  

巡り始めた螺旋心象図
不規則なスピードに慣れつつ
単一色の円を縁取るように包むように
クルクル  廻り廻っては廻る   
二人の未熟遊泳楽しむように


自由詩 巡り 廻る 螺旋観覧車 Copyright komasen333 2015-08-01 00:29:25縦
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