笛の音
服部 剛

目線の先に、踏み台は置かれ
ゆっくりと腰を沈めて
砂に指先を、ふれる。

――僕は、何処まで翔べるだろう?

自らの心音に、少し震えながら
あの笛の鳴り響く時を、待つ。

前方に、顔をあげる  






自由詩 笛の音 Copyright 服部 剛 2015-06-08 20:03:44縦
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