石を置く
はるな


だんだんと
忘れたように
白くなる手足をして
朝 晩 かまわず
ひとを待つのは

あさましいことと思いながら
紙のような心に
置いた石ひとつ
どうにも平べったくて
転がることも
ありません



自由詩 石を置く Copyright はるな 2015-01-13 00:17:27
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