朝になれば
花咲風太郎

朝の陽が

淋しい小道を照らすころ

役目を終えた街灯は

静かに眠りにつくだろう

迷っていたきみを

泣き顔のきみを

朝の陽が

やさしく包んでくれる

きみはだいじょうぶ

きっとだいじょうぶ

迷うことはない

泣くこともない

朝の陽が

きみを


自由詩 朝になれば Copyright 花咲風太郎 2014-12-29 10:28:38縦
notebook Home 戻る  過去 未来