ノムラ
藤鈴呼


紅き屋根を 包むような松が
まるで 人型のようで
目はどこだ 足は何処だと
探したく なりました

枝についた雪は 昼間のもの
夕方には あたたかな光で
御覧の通り 溶けてしまいました

この枝 紅葉でして
ノムラ と言う 種類なんですって。


自由詩 ノムラ Copyright 藤鈴呼 2014-09-21 22:58:58
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