二度と会えない
加藤
空の下で息を吸うのが嬉しくて
冷たくなった手足が熱く感じた
明日もきっと縛られた状態のままで
どうしたらいいのか
そう考えながら電車に乗ってしまう
今日会う人がいる
遠いなつかしさに実感する
戻れない時を知る
誰かに答えを投げるだけ
時間をぼうにふるだけ
また たわいない話 している
苦しくなって
どうしようもなく手足が震える
空の向こうの声がする
あの日も今日も
同じように
泣いていた
浮かんでくる光景は冷たさの中
痛みと期待をふわふわ広げている時も見えたなつかしい人の影
携帯写真+詩
二度と会えない
Copyright
加藤
2014-08-31 02:49:01