ハイヒール
藤鈴呼



認める 認める
認めるじゃないの 認める
みとめるじゃないの したためる

舌に溜めた 戯言が 
ゆっくりと 浮遊して

ふわり
飛んで行ったような 気がしたけれど
黄色くて

青かった筈の 空で有った場所を 見詰めながら
ぽつり キミが 呟いた

「希望の 青空だ」

満場一致で 大喝采
笑顔の筒に ハイビーム

それから 笛を吹いて ちょっと お喋り
気が済んだから 窓拭き大会

殻武器も オツなんだもの
カタイゾウキン 遣ってね

よっこらせっと 雨を頼りに 歩き出す
あなたからの 便り

今度は 届くかしら
空の上まで


自由詩 ハイヒール Copyright 藤鈴呼 2014-07-30 22:34:20
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