けんか
藤鈴呼




痛みを伴うのは 
物理的な喧嘩だけでは ないのです 

傷が見えても 見えずとも
突き刺さる 言葉も 存在する

喧嘩出来ると言うことは
本音を見せ合えると言うことなのかも 
知れない

オブラートで 包むばかりが
優しさだとは 思えないから

活きる上での賢さは 
兼ね備えて 生きたいけれど
完膚なきまでの刃は
切っ先だけに して欲しい

少しだけ 還付される言葉が
積み重なって 重たく光るから

上がるだけが 成長に非ず
一度 下から 見上げてみたら
偉大さに 気付く事も 有る

舌を出して おどけたら
笑い合える 関係も 有るね


自由詩 けんか Copyright 藤鈴呼 2014-03-13 08:11:41
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