金色の水ージャズ喫茶・ちぐさにてー
服部 剛

金色のジョッキの中で
無数の気泡が昇ってる
(この世の重力と、逆だねぇ…)

そう思いつつジョッキを片手に
金色の水をぐい、とひと飲みすれば
火照った頬はあたたかく――

日々の悩みも歓びも、過去さえも
いつしかジャズにほぐされて
段々…ふんわり
金色のおぼろな時になってきて

生の麦酒ビールの苦みさえ
愛しく味わう、僕がいる   










自由詩 金色の水ージャズ喫茶・ちぐさにてー Copyright 服部 剛 2014-01-20 23:59:46縦
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