色の見えない自分
番田 


風景へと歩いていく
僕は 他の誰でもなくなった
自分がいるであろうその場所で
感覚についてを考える 僕にない
まだ 存在しない その感覚を
そして 月曜日がくる
死んでいくのだ 群衆は
通り過ぎては力尽きて 火曜日になる


電車に乗って そして
買っている 僕は チケットを
一人で手にした席で揺られながら
飛行機で握りしめている
チケットを感じている 
見知らぬ自分の持つ可能性 それは何だ
街へ行く だけど わからないまま
未知の感覚についてを予想しながら


自由詩 色の見えない自分 Copyright 番田  2013-11-10 21:56:01
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