スニーカーの中は泥だらけ
番田 


誰もいない街
詩を書いていた 誰もが自分をなくした
電車の中である気がする
人に知られる人間であるわけでもない
何かを書いていた そして 心の窓を
頭の中で思う自分を感じながら
僕は通勤時間の光として流れている
光はいつも この頭の中を描く


多くの人がふれ合う街
人の そして 全てが 嫌いだった
だんだん不規則になる箇条書き 全てが
整然と並べられた箇条書き
得るものは経験の関係ない給料すぎたから
憧れる 多くはないから 人の給料の全てに
耳を貸すものもなく 僕には
そんなことを言える雇用者もいない


帰り道は暗闇だ
続く そして ただ 僕はいつも心を思う
本当だ そしてこの心でいつも
本物を手に入れたいと願う


自由詩 スニーカーの中は泥だらけ Copyright 番田  2013-10-31 01:25:00
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