ノート(テーブル)
木立 悟
唇紋のような首飾りをして
一筆書きの花束を持ち
彼女はひとりテーブルにいた
誰もが通り過ぎてゆくうちに
花束は水彩になったので
髪の毛のなかの夜のため
彼女は少し首を傾けた
未詩・独白
ノート(テーブル)
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木立 悟
2005-01-03 20:20:06
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