白々しき賛美架
komasen333

続くんだね、悲しみは、永遠のように
蝕んでいくんだね、抽象的に、現実的に


くり返されるサブリミナル
やかましいったらありゃしない
網膜を飛び越えて、三半規管まで駄目にする


逃げ遅れた市民たち 涙さえもう枯れている
逃げ遅れたヘッジファンド ギラギラは全く見当たらない


ギトギトになった 
表面的にはガリガリだが
書き換えミスしたエリートたちは、削除と修正に忙しないそうだ


見慣れていた自然 跡形もなく物語の風景に
見慣れていた当然 跡形もなく歴史の遺産に


なんてことしてくれたんだ 
責任追及したいのは山々だが
誰を問い詰めればいいのか 全く持ってわからない


いかにもな個人を特定したところで
全責任は帰せられない 全賠償を払いきれない


なんてこった 
責任追及したいのは山々だが
群がる利権が広域に渡りすぎて 
責任所在はいい具合に分散し、追求しにくくなっている


最初からこういう手筈だったんだろ?
最悪なケースになっても
誰を責めればいいのか、何が責を負うのか 全く持ってわからない構造


自由詩 白々しき賛美架 Copyright komasen333 2013-06-29 10:51:37縦
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