模倣と擬態
あおば

           130511


摸倣の得意な伊賀忍
 切り隠れ才蔵が有名
擬態が得意な甲賀忍
 猿飛佐助が有名
二人そろって
各地の城下に潜り込み
手柄を立てて真田十勇士になっている
うそかほんとか分からないけど
今でもテレビドラマに登場したりするから
本当のことではないのかなと思います。


とうとうCO2濃度が400P.P.M.を越えた
化石燃料を減らす脱カーボン化を推進したいが
貧弱な手足だけでは
空を飛ぶのも地に潜るのも化けることすらもできないのに
目先の経済的利益追求の人間業では減らすのは難しいようで
できることなら彼等の得意技を使いたい。。


法科大学院の九割以上が定員割れのニュースに
人材育成と有効活用の難しさが分かる
摸倣と擬態を学べば楽々と人間界を渡れると誤解しても
これだけは誰にも負けない特技を持たないと認められない
どこの城下にも忍び込めなくなってしまい
テレビドラマでも活躍できなくなってしまうから
全国各地
一発芸の道場はいつでも大賑わいで不況知らずです。。。






初出 「あなたにパイを投げる人たち」の即興ゴルコンダ(仮)
  http://anapai.com/tanpatsu/goru/
  タイトルは、こひもともひこさん











自由詩 模倣と擬態 Copyright あおば 2013-05-12 08:26:36
notebook Home 戻る  過去 未来