日捲りカレンダー
服部 剛

この世に生まれてから 
今日に至るまでの一日々々を 
風に捲られてきた暦は 

人生の旅路の果ての
終着駅に至るまで 
捲られる暦は 

どれほどの厚みだろう――? 

産声をあげた、あの日と 
棺に横たわる、いつかの 
間にある 
今日というたった一枚の紙の、重み
を思いつつ 

窓枠の空を眺め
頬杖をついてみる 








自由詩 日捲りカレンダー Copyright 服部 剛 2013-02-14 23:32:44
notebook Home 戻る  過去 未来