朝と夜の狭間で生きる
三上あず

夢が帳を下ろして/朝焼けがやってくる
小さな声が夜にとけて/部屋の隅に消える
これからは生の時間だ/生きるものの時間だ
ゆるやかに/死んだように/おだやかに/僕は

太陽がもろてを振って/山の間に消える
空が虹色に燃えて/そして夜が追いかけてくる
さあおやすみもうおやすみ/とろけるようにおやすみ
ひそやかに/やわらかに/しずやかに/君は


自由詩 朝と夜の狭間で生きる Copyright 三上あず 2013-02-06 17:13:39
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