応えが欲しい
詩貴

普通というものが大多数の者たちに彩られて

答えなど在りはしないのに


夕焼けを眺めた

ただそこにある儚い存在が

今日のわたしを救ってくれた


人は好きだよ

それ以上に嫌いだよ


嘘を塗りたくる世界に居て

苦しくないのかな

大人たちの薄ら笑いが

特に顕著で

感受してしまう己の機微がにくらしい


それでも

彼らを好きになろうとしている



どうして


わたしはそんなことで


泣く必要があるんだろう


自由詩 応えが欲しい Copyright 詩貴 2013-01-25 18:24:02
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