時には郵便配達夫のように
天野茂典

  人間は
  一生をかけて
  彫刻刀で
  自分の名前を  
  彫りつづけるのだ

  死後にその
  印鑑は輝き始める

  だが彫り続けているときこそ
  花なのだ


             2004・12・21


未詩・独白 時には郵便配達夫のように Copyright 天野茂典 2004-12-21 23:02:36縦
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