消灯の刻 
服部 剛

深夜のベッドに横たわり 
スタンドの灯の下には 
無数の塵が舞っていた 

日中は見えないものも 
照らされて姿を現すように 

静まり返った街の夜空に 
無数の(見えないもの)は 
今宵もゆきかっている 

ストーブの稼動する音が響く 
冬の部屋で 
私は無限に思いを馳せて 
スタンドにふれ、灯を消した 








自由詩 消灯の刻  Copyright 服部 剛 2012-12-29 23:37:50
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