人間詩
ただのみきや

今が 日付を一歩跨いだのか
時が 向かい風のようなのか

昨夜から
     今朝へ
        光が溢れ

新雪積もって白紙に戻り
一文字人文字人間が
寒い眠いと起き出して
ぐうたらしてると思いきや
そのうちせかせか歩き出し

ぼんやり
    ウッカリ
        すってんころりん!

憮嘩っ!と来て

我暗 と落ち込み

悲怨 と泣いて

泣いて疲れてヤケクソで
慰っ悲っ非っ否っ 陽被狒狒ヒィー!

今日も今日とて
KID(喜怒)I(哀)LUCK(楽)

一文字人文字連なって

突飛なハッピー

捻って抓って

お疲れ様ですご苦労さん

今日の一編出来ました

前衛的な作品かって?
二次元人にはそうかもね
だけど天から見下ろせば
いい塩梅で抒情詩ですよ

  「古い叙事詩はもう十分
  やっぱり湯気の立つような
  焼き立てパンの人間詩」

そうこうしている間もなしに

トンネルに入って

     また抜けて

       白紙の今日が始まります






自由詩 人間詩 Copyright ただのみきや 2012-12-09 21:43:00
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