習性
あおば

             121127

余っても繰り越しは駄目ですよと187億円を使い切る
あっ! 間違えた188億でした・・。
値下がりした国債を買い戻すには少しばかり不足ですねと金融に無知な私もそう思う
188億円は、個人資産としてはかなりなものだけど、中進国の土台を補強するには少しばかり不足するみたいだなと思うのだが、中進国なんだから、大国の真似することなく無理して使い切ることなく、出来るだけ節約して余ったら不足する方面に回して欲しいものと切に願っているのですが・・、たくさん税金を使うのが仕事と思っている方々の耳には全く届かない。目にも見えない点未満の微塵のようなわたし達の存在はどこにもないから・・、帳簿上の数字よりも遥かにおぼろげで儚くつかみどころがないものなのですよと繰り返し繰り返しルル述べる。
すべての兵士が夜間飲酒禁止などというニュースを聞くとそれでは勤務時間中に飲むことになるのかなと思ったり、酒が大好きな私にはとても実行不能なことに思えてしまう。アルカポネの時代にも禁酒法という理想的な法律があったそうだが、全員一斉に禁酒できなかったようで、非合法な製品が闇のルートで出回って、景色のよい谷川でのニジマス釣りだけでは我慢できない人達が買い込んで飲んだりしたもんだから、勤務中の警官に見つかって犯罪者になりたくないと、証拠隠滅、瓶が空になるまで飲み干した。
回転寿司をつまみながら、合法と非合法の相違はなんだろう、回転するお皿を黙って見逃すのは食材に対しても失礼を越した罪だよねと思いながらもこれ以上はお財布が耐えられない。古代ローマ人は食べ過ぎたと思ったら、すぐにすっかり吐き出して、お腹の中を空にして何回でも満腹を味わったを聞くて、流石、大国の民のすること、見当違いも甚だしいなと思いながらも、接待の時はこっそりトイレで吐いては、何度でも何食わぬ顔をして、お銚子を勧めていたんですよの知人のやせ細った声を思いだす。


自由詩 習性 Copyright あおば 2012-11-27 12:48:36
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