空のような、雲のような。そんな夢さ。
元親 ミッド


自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。





この手で何か、人のために

作ったり

奏でたり

守ったり

描いたり

書いたり

救ったり

拾ったり

何かできないかなって。





そうして

誰かに喜んでもらえたらいいのにな。

誰かに喜んでもらえたら、

きっと僕も嬉しくなるから。

本当に

単純に

そう思うんだよ。





誰かのために

ほら

こんな僕でも役に立てるんだって

思えたらいい。

その自信をもって

更に、たくさん人に喜んでもらえる事ができたら

もっといいね。





そんな事が僕の夢です。

漠然としてて、言えば

雲のような空のような

そんな夢です。

僕の生涯が、結局どんなものになったとしても

誰かの役に立てて

「ありがとう」って言ってもらえたなら

それで十分満足です。





幼いころは

多くのものを、あんなに望んだ僕だったけれど

色んな事があったから

今は多くは望まないよ。

そうね

一つでいいね。

たった一つ、望むものは『意味』です。

その『意味』ってものが

一体なんなのかはまだわかんないんだけど。





自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。

そうして

誰かに喜んでもらえたらいいのにな。

誰かに喜んでもらえたら、

きっと僕も嬉しくなるから。

本当に

単純に

そう思うんだよ。


自由詩 空のような、雲のような。そんな夢さ。 Copyright 元親 ミッド 2012-11-21 21:55:40
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